歯茎に完全埋没の最後の親知らずを抜く 2
歯茎に完全埋没の最後の親知らずを抜く前に、オペに必要な術前検査と、奥歯の神経を抜く必要がある。
オペ前に必要な術前検査
術前検査は何度も経験があるので予測がついていた。
血液検査とか肺活量の検査、心電図、肺のレントゲン。あと血が何秒で止まるかという検査。今回はこの血がどれくらいで止まるかの検査はしなかった。なんでだろう。
肺のレントゲンはなんの感想もなくいつものごとくぱしゃっと撮ってもらい終わったので説明なし。
血液検査室にて
血液検査では大量の採血を行うんだけど、この看護師さんがものすごい濃い顔の男の看護師さんで、しかもあわてんぼうさんみたいで、なんかかなりバタバタしていた。採血自体はすんなりしてもらったけど、その前後の席への誘導とか、その後の指示とかがとってもお粗末で、他の女性看護師の方もなんか近くに来るとその看護師さんにイライラしているみたいな念が伝わってきた。
あれはあんまり良くないなあ。
心電図室にて
心電図を取るのが頭から抜けていて、うっかりスカンツとタイツ履いて行っちゃって、検査前にあたふた。スカートなら、履いたままタイツを脱げばいいんだけど、スカンツごと脱ぐことになり面倒だった。上は「ブラトップ」でずりずりまくって、下は下で、スカンツとタイツを足首ぐらいまでずり下げて、ひどい格好で心電図チェック。なんだろうねえ、魚肉ソーセージのビニールを真ん中から破って左右にめくろうとしたけどうまくめくれずに、シワシワに寄せるしかなかったみたいな感じかなあ。
検査着に着替えるのも面倒だからバスタオル使いつつ済ませた。
検査慣れしているせいか、全然気にならない。人によってはなんであらかじめ着替えさせないんだ!とかいうのかもしれんが、私はとにかくサッと済ませたい。
年に1回は全身のCT検査とMRI検査も受けているんだが(前の病歴で)、CT検査室からMRI検査室にもいちいち検査着を着替え直すので非常に面倒。以前は検査着のまま隣に移動できたがダメになったみたい。
まあ、検査着のしたはパンツだけだからね。ポロリしたりするとイカンのだろう。
あ、話それた。
肺活量の検査室にて
最後に肺活量検査。
術前に行う肺活量検査は、よく身体測定で行うのとは全く違う。ただ吸う、吐くのではなく、検査技師の声に合わせて行うのだ。これがすごい。
ハイッ!吸ってッ!吐いてッ!!吸ってッ!吐いてッ!!吸ってッ!吐いてッ!!吸ってッ!吐いてッ!!吸ってッ!吐いてッ!!
みたいなのとか……
吸ってッ吸ってッ吸ってッ吸ってッ吸ってッ吸ってッ!もっともっともっともっともっともっともっともっともっともっと、まだいけるまだいけるまだいけるまだいけるまだいける!!!
もうダメだってところまでいったら吐いてーーーーッ吐いてッ!!!!!吐いてッ吐いてッ吐いてッ吐いてッ吐いてッ!!!!もっともっともっともっともっともっともっともっともっともっと、まだいけるまだいけるー……はーいお疲れ様でしたぁ。
みたいな特殊なものです。
いや、この導きがなけりゃできない。
うまく検査ができるかどうかは検査技師にかかっている。
毎度思うのだが、この仕事大変だと思う。恥ずかしがっていたらできないが、検査が終わってしばらくすると、オモローいと思ってしまう。
今回はうら若きお嬢さん技師が行ってくれた。恥ずかしいだろうに。ありがとう。
これまでがんセンターで何度もこの検査をしたけど、いつもかなりのおじいちゃんの技師とか、ちょっと恰幅の良いおじさん技師とかやってくれた。今回はかなり違和感だった。
術前検査の感想
検査だけで5千円以上取られた……金がない。
この検査の後、町のかかりつけ歯医者に行く。歯医者ハシゴ。
そこで想定以上の困難な自体となってしまう。
備忘録は続く。